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私の熱い想い、届いていたみたい

雲の間から見える青空がキレイ。空を見上げるといつも思い出す大切な人に、そっとメールを入れた朝です。

 

 

先日、とても嬉しかったことがありました。

前職の後輩から、

「(患者さんの)〇〇さんが、先輩のことを心配していましたよ。あの人真面目だからな~って。」

との報告。その患者様は、とてもお忙しくて、いつも心と体が心配で、私も時々思い出しては、元気かなぁ?と思っていました。

自分が本音で向き合っていたことが伝わっていたんだなと胸がいっぱいになりました。

 

 

別の日、今度は別の後輩から、

「✖✖さんが、先輩に、体大切にしてって言ってましたよ。あの人、体弱そうだからって。」

その✖✖さんという患者様は、問題児だけど憎めないタイプ(笑)。でも、実は繊細でやさしい一面も持っていた方で、最後の出勤の時にもわざわざ会いに来てくれたんです。

栄養指導とは関係ない相撲の話や雑談をしていた愛しい時間を思い出しました。

 

 

ありがたいのは、患者様だけでなく、後輩たちも私が患者様のことを気にかけていることを知っていて、それを教えてくれたこと。なんていい子たちに恵まれたんだろう、この子たちが後輩でよかった。心からそう思いました。

 

 

退職のときに、あっさりと自分のバトンが他の人に渡ることが、たまらなく虚しかったんですよね。

当たり前だけど、自分の席に他の人が座っている。

組織の中では、所詮代わりのいるただの頭数なんだな…って。

もちろん、代わりがいなければ組織が成り立たないということは頭では理解していたけれど、心はそんなに簡単に整理がつかなくて「じゃあ、私なんてこの世にいなくてもいいじゃん…」とまで思いました。

 

 

その反面、辞めた後も連絡をくださる患者様に対して

「医療の立場でないのに、私がこの方を縛っておくのはよくないんじゃないか?本当に患者様のことを考えたら、後輩にバトンタッチするのがいいのではないか?」

と悩み、連絡を絶ったこともありました。

 

 

矛盾しているけれど、自分の中でも様々な葛藤があったんです。

 

 

医療職として、私は患者様に寄り添おうという気持ちが強すぎて、自分も疲れてしまっていたし、他のスタッフと足並みをそろえることができませんでした。

それは、辞めて、外から医療の世界を見て気が付いたことです。

 

でもあの頃、自分なりに精一杯だった気持ちや姿勢を、少なからず受け止めてくださった患者様がいること、今も私のことを覚えていてくださる患者様がいること、そして私の姿を見ていてくれた後輩がいることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ああ、これは私だからできたことなのかな、なんて思ったりもするんです。

 

 

組織の中の1人としては、代わりはいくらでもいるのかもしれない。

でも、1人の人間としては、代わりなんて誰もいない。

きっとそうですよね。