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憑依体質

いつからか分かりません。

相手の「言葉にできない気持ち」を敏感に察するようになったのは。

しかも、それを感じるとたまらなく自分も苦しくなってしまうんです。

という話を以前にしたら、「『憑依体質』なんだ」って言われて、その言葉がものすごくピッタリだと思いました。

 

 

感情移入を超えて、まるで自分のことのように感じてしまうんです。

 

だからこそ、相手の気持ちに寄り添うことが必要な医療の場に「向いていた」とも言えるし、

患者様と一線をひいて冷静に仕事をしなければいけない医療の場に「向いていなかった」とも言える。

ということにも、医療の現場から離れて気が付きました。

 

 

 

不思議なことに

「寂しい」「辛い」

と口にする人(できる人)にはそれほど憑依しません。

私の場合、言葉よりも、表情や雰囲気で相手の気持ちを余計に感じとるため、

笑っているその裏側で言葉にできない気持ちがある人、

背中や横顔が泣いていると感じる人、

辛いのに「大丈夫」って言っている人たちの

の本当の気持ちを感じとってしまうと、自分も苦しくて苦しくて仕方がなくなります。

 

 

こればかりは、なんともコントロールができません(苦笑)。

だって感じとっちゃうんだもの。

だから、自分が疲れる~~~っていつも思っていました。

 

 

でも最近思うんです。

 

ならば、これを誰かの役に立てるように使えばいいんじゃないかって。

この憑依体質を短所ととらえず、私にしかできない長所ととらえてみたら

自分も楽になれるんじゃないかって。

 

 

本当は、「辛い」「寂しい」ってみんなが誰かに言えるような、言うことが許されるような世の中になればいいのだけれど…。

それもいろんな考えの人がいるから。

だからこそ、私の『憑依体質』がどこかで活かされることがあるのかもしれないなぁって思います。