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「頼る」と「依存する」の違い

 昨日、写真の会社さんのイベントにご一緒させてもらいました。その中で会長さんのお話をじっくり聞く機会がありました。

「障がいのある人を大事に大事に傷つかないように守るっていうのは、俺は違うと思うんだ。それは本当のやさしさじゃないと思う。子育ても一緒。守るんじゃなくて、自分がいなくなってもその子が生きていけるようにしてあげるのが、本当のやさしさだと思うんだよ。」

 

 いろんな意見があることだと思います。でも、私はこの会長さんのこの話、考えに深く共感しました。

 大事に大事に守ってあげたら、その子は傷つかないかもしれない。でも、世の中には傷つくことだって、怖いことだってたくさんあるということを教えてあげないと、もしも自分がいなくなったときに、その子がそういう場面に遭遇したら対処の仕方が分からない…。だったら、その前にその子にいろんな体験をしてもらって、必要があれば対処の仕方を教えてあげることのほうが本当のやさしさだと、私も思うんです。

 

 少し視点を変えて「その子側」から見ると。もしかしたら、守ってもらうほうがしあわせと感じるかもしれません。傷つくことを体験させる人に対して、それをやさしさと受け取れる(気が付ける)のには時間がかかるかもしれないし、ずっと気が付かず、場合によっては恨んだりすることもあるのかもしれません。

 でもね、誰かに依存して生きていくよりも、自分の足でしっかりと歩いていくほうが、ずっと充実した人生を送れるんじゃないかと私は思うんです。大変なこともあるけれど、それを乗り越えたときの喜びを味わうことができるから。

 もちろん、困った時や辛い時に誰かを頼り、話を聞いてもらったり、教えを乞うことも大切です。でも、「頼る」と「依存する」は違う。

 障がいのある方々、子育てに関わらず、友人関係も一緒。

 相手のことを思って、時には厳しいことを言ったり、突き放したりできる関係はとても貴重だと思います。表面だけ取り繕っている関係よりもずっといい。

 

 そんなことを言われても、急には自分の足で歩き始めるなんて不安、と思う人もいるでしょう。それは当然。誰でも新しい道を歩き始めるときは不安になるもの。でも、不安でいっぱいになる前に、まずはその場に立った自分を褒めてあげて、ゆっくりと、どの道を自分で歩き始めるのか決めてもいいんじゃないのかな、と思います。

 Facebookでそんなことも教えてくれる動画を、シェアして今日投稿してあります。FB友達でなくても見れるように公開してありますので、是非見ていただきたいです。