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偏見をもっていませんか?

 発売後、本屋さんに山積みになっていた『うつヌケ』。

 売れるということは、それだけこの本に興味がある人、必要としている人がいるということですよね。

「自分はうつなんじゃないか」と思って手にとった人、「家族やうつなんじゃないか」と思って手にとった人、単純に興味があって手にとった人…様々な人がこの本を読んだと思います。

 でも…実際に身近にうつ病の人がいたら、あなたは上手に接することができますか?距離を置いてみたり、態度が変わったりしていませんか?

 それって、うつ病への偏見があるからじゃないのかな…って思うんです。

 うつ病だけじゃない。例えば糖尿病に対しても、「贅沢病」と思っている人がいるようです(だから、周囲に言えないという患者様の声を聞いたことが何度もあります)。

そのために、治療が遅れたり、飲み会を断れなかったりして、病状が悪化してしまったという患者様もいらっしゃいました。

 

 また、もしかしたら、自分自身がその病気に対して偏見を持っている、ということもあるかもしれませんね。

 うつ病だって認めたくないから、頑張りすぎ・働きすぎを続ける。本当は病気のせいなのに、うまく働けなくなったことで自分を責めて、さらに病状が悪化する。

 10人に1人がうつ病って言われている時代なのに…なんで言えない空気なんでしょう…。なんで自他ともに受け入れられない環境なんでしょう。悲しいです。

 原因の1つはどこかに、偏見・間違った思い込みがあるからなんじゃないのかなって、私は思います。

 身体的な疾患、心の病気、生まれつきの障がい…etc問わず、もっともっと理解が深まり、みんながいたわりあい、支えあいながら暮らせる社会になるために、私なりにできることをしていきたいと思っています。

 

 今、自分にはうつ病なんて無縁と思っているあなたも、一度くらいこの本を読んでみてもいいんじゃないかな。